【インドネシアの主要都市】10の主要都市を知っておこう

インドネシアで有名な都市といえば、経済の中心のジャカルタや、日本人の観光客になじみのジョグジャカルタや、バリ島のデンパサールなどが有名です。

インドネシアには100万人以上の人口がある都市がいくつもあります。特に有名な首都のジャカルタは、約1000万人の人口があり、これは東京に匹敵する人口です。

インドネシアを知るには、主要な都市を把握することをおすすめします。

今回は、インドネシアの4つの島エリアとわたしが行ったことがある10の主要都市について紹介します。

インドネシアは4つのエリアに分けられる

インドネシアには、18,000を超える島がありますが、その中でも、スマトラ島、ジャワ島、カリマンタン島、スラウェシ島が大きく、インドネシアはこれらの島を基準に4つのエリアに分けられます。

この地図のように4つに分かれています。

スマトラ島、ジャワ島、カリマンタン島、スラウェシ島の4つのエリアについて、もう少し詳しく紹介します。

ジャワ島

赤色部分がジャカルタやスラバヤなど、人口が多いジャワ島です。人口2億5000万人のうち、半分以上がこのジャワ島に集まっています。

またこのジャワ島の東部分には、日本人に人気なビーチリゾートのバリ島があったり、サーフィンで有名なロンボク島があります。ここら辺は東ジャワとも呼ばれます。

スマトラ島

黄色部分は、スマトラ島で、2004年に大きな地震や津波で大きな被害を受けた島です。

マグニチュード9.1という非常に大きな規模の地震で、パンダ・アチェでは、津波は48メートルにもなり、20万人以上が行方不明になっています。

スラウェシ島

黄緑部分は、スラウェシ島で、化粧品のメナードの名前の由来とも言われる、マナドがあることで有名です。

非常に美人が多いエリアともいわれています。

カリマンタン島

水色部分は、カリマンタン島で、マレーシアとブルネイの3国の領土の島です。

インドネシアではカリマンタン島といわれていますが、世界的にはボルネオ島と呼ばれることが多い島です。

人口10万人以上の主要都市リスト

インドネシアの主要都市、人口、島を表にまとめました。

表の｢人口｣をクリックすると、人口の多い順に表が並び替えできるようにしています。

わたしが行ったことのある主要都市の特徴

インドネシアにはたくさんの都市がありますが、わたしが行ったことがある主要な都市を紹介します。インドネシアはイスラム教が多いですが、都市によって宗教のバラつきがあるのも特徴です。

ジャカルタ

ジャワ島の西部にあり、インドネシアの経済や政治の中心です。

人口は、約1000万人といわれてます。東南アジアの中でも最大の国際都市として注目されており、日本人も2万人以上が住んでいるといわれています。日本からは成田や羽田から直行便があります。

インドネシアを語る上でジャカルタを抜きには語れないぐらい重要な都市です。

スラバヤ

ジャワ島の東部にあり、インドネシアの第二の都市といわれています。

人口は約250万人といわれ、港が盛んで貿易都市としても有名です。日本で例えるなら、ジャカルタが東京で、スラバヤが大阪のような感じで、スラバヤの人は、ジャカルタをライバル視する傾向があります。

日本からは、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港か、バリ島のデンパサール国際空港を経由して行けます。

メダン

スマトラ島の北部にあり、インドネシアの第三の都市といわれています。（※バンドンを第三の都市という人もいます。その場合はメダンは第四の都市です。）

スマトラ島の中でももっとも重要な都市で、人口は約200万人です。イスラム教を厳格に信仰している人が多いエリアでもあります。観光資源が乏しいためか、英語があまり通じません。

日本からは、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港か、マレーシアのクアラルンプール国際空港を経由して行けます。

デンパサール

ジャワ島の東隣にあるバリ島の中心都市です。日本人にはリゾートエリアとして有名です。

このエリアはイスラム教より、ヒンズー教が強い傾向にありますので、ジャカルタとは違った文化を楽しめます。日本人も多く住んでおり、英語は通じるエリアです。バリ島に行ったことがある人なら、デンパサールという名前は必ず聞いているはずです。

日本からは成田や羽田から、直行便があります。

ジョグジャカルタ

ジャワ島の真ん中にある観光都市です。日本人には、ボロブドゥール寺院やプランバナン寺院といった世界遺産が有名です。日本で例えるなら、ジャカルタは東京、スラバヤが大阪なら、ジョグジャカルタは京都のような都市です。

インドネシアにいる日本人は、ジョグジャカルタのことをジョグジャと略して呼ぶことが多く、また民族衣装のバティックの生産地としても有名です。

日本からは、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港を経由して行くことが多いです。

マラン

ジャワ島の東部にあり、スラバヤの南に位置する都市です。標高が高いエリアなので避暑地として有名です。

日本語教育が最も盛んな都市とも言われ、ブラウィジャヤ大学の学生は、日本語を問題なくしゃべれる学生が多いことに驚きました。

日本からは、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港からスラバヤを経由して、クルマで3時間でいけます。

マカッサル

スラウェシ島の中で最も重要な都市で、港町といわれています。日本で言えば横浜や神戸のような存在です。

スパイスや香辛料の生産が有名で、世界各国の文化が楽しめる都市でもあります。

日本からはジャカルタのスカルノハッタ国際空港を経由して行けます。

マナド

スラウェシ島の北部に位置する観光都市です。スキューバーダイビングが好きな人なら一度は行ってみたいといわれるエリアでキレイな海に囲まれ、世界の中でも有名なダイビングスポットがあります。

インドネシアで美人が多い都市といわれており、またキリスト教が多い都市としても知られています。

日本からは、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港からマカッサルを経由して行けます。

マタラム

バリ島の東隣にあるロンボク島に位置する都市です。マタラムは有名ではありませんが、ロンボク島は、サーフィンをする人なら聞いたことがあるかもしれない、世界的に有名なサーフィンスポットがある島の中心都市です。

バリ島から非常に近いのですが、ヒンズー教よりはイスラム教が多いです。

日本からは、バリ島のデンパサール国際空港を経由して行けます。

パンダ・アチェ

スマトラ島の北部に位置する都市です。悲しいですが2004年にマグニチュード9.1といわれるスマトラ島沖地震という災害で、48メートルという大津波が押し寄せたこともあり、壊滅した都市です。

その後、世界から多くの復興支援があり、建て直りはじめている都市です。

日本からは、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港からメダンを経由して、クルマで行けます。

まとめ　インドネシアの主要都市

インドネシアにはたくさんの都市がありますが、主要な都市を紹介しました。今回紹介した都市を知っていれば、インドネシアの全体感がつかめるのかと思います。

インドネシアは人口が2億5000万人もいて、世界第4位の人口保有国ですから、都市もいろいろ宗教もいろいろです。

ただその中でも、ジャカルタという都市と、イスラム教という宗教はしっかり抑えておくことをおすすめします。

イスラム教については、こちらでまとめていますので参考にしてください。

【インドネシア人の宗教】スタッフの宗教に配慮しよう

2016年12月11日