インドネシアの首都はジャカルタですが、なんと首都移転の計画があることが発表されました。
ジャカルタからなぜ移転する必要があるのでしょうか?
また、いまのところ、パランカラヤという地域が候補に挙がっているようですが、それってどこなんでしょうか?
首都の移転についてちょっと調べてみました。
ジャカルタが首都じゃなくなる!?
ジャカルタが首都の移転を計画しているという話題は、またどうせ冗談だろう。と思っているのですが、このニュースのキッカケは、国家開発企画庁の長官が、アンタラ通信を通じて『ジャカルタ以外に首都機能を移転する計画がある』と発表したことでした。
ジャカルタから首都機能を移転する理由
インドネシアの国家開発企画庁のブロジョネゴロ長官によれば、以下の理由で首都を移転する計画があるようです。
- 慢性的な渋滞で巨額の経済損失を発生させている
- 経済活動の発展が見込めなくなる可能性がある
- ジャワ島以外に経済新しい経済活動の地域を構築したい
確かに、ジャカルタの渋滞は尋常ではなく、ジャカルタだけでなく、ボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシなど、ジャカルタ近郊エリアの渋滞もひどくなっていますしね。
毎日新しいクルマが700台ペースで購入され、ジャカルタの中心地では、渋滞がひどくなっているので、確かにインドネシアの国全体のことを考えたら、ひとつのプランとしてはあっても良いかもしれません。
ただ、ジャワ島以外に首都機能を移転するというのは、ちょっと驚きな計画ですね。
移転候補地のパランカラヤとは
歴史のある広大な聖地
今回の計画は、いくつか候補地があるようですが、その中でも有力候補といわれるのが、カリマンタン島のパランカラヤという街のようです。
インドネシア語ではありませんが、パランカラヤは広大な聖地という意味があるようです。
1957年に設立された街で、スカルノ大統領が、インドネシアの首都機能を、パランカラヤに移転させる計画があったようです。
なぜこのときに首都がパランカラヤに移転されなかったかは分かりませんが、いずれにしても歴史ある地域のようですね。
パランカラヤの場所
カリマンタン島の中部カリマンタン州の州都で、人口はたった25万人程度の小さな街です。
本当に首都は移転するのか?
本当にあの1000万人を超える巨大都市ジャカルタから、こんな小さい街のパランカラヤに移転するのは、現実的に考えにくいですが、取り急ぎ、国家開発企画庁のブロジョネゴロ長官は2019年までに、決定すると発表しているようですね。
まだ、検討段階のはずですし、このインドネシアの政府の発表することは、正式発表でも、後で覆ることが結構あるので、とりあえず大きくリアクションする必要はないと思いますが、これを機にパランカラヤという街を知っておくのも良いかもしれませんね。
カリマンタン島は、マレーシア領のコナキタバルぐらいしか知りませんので、インドネシア領のパランカラヤにいつか行ってみたいと思います。
[…] 引用:パランカラヤ公式 : ジャカルタブログ […]