インドネシアにも『じゃんけん』がありますが、日本とは違い、掛け声も独特です。
インドネシア人と仲良くなるためにも、インドネシア式のじゃんげんを覚えて、実際に挑戦してみましょう。
今回はインドネシア式のじゃんけんをまとめました。
インドネシア式じゃんけんの意味
象(親指)
インドネシア式のじゃんけんでは、親指を立てるポーズは象です。
象はインドネシア語でGajah(ガジャ)と言います。
象は、人に勝って、蟻に負けます。
人(人差し指)
インドネシア式のじゃんけんでは、人差し指を立てるポーズは人です。
人はインドネシア語でOrang(オラン)と言います。
人は、蟻に勝って、象に負けます。
蟻(小指)
インドネシア式のじゃんけんでは、小指を立てるポーズは蟻です。
蟻はインドネシア語でSemut(スムット)と言います。
蟻は、象に勝って、人に負けます。
インドネシア式じゃんけんの勝敗
象(親指)は人(人差し指)に勝ちます。
象は人より大きくて力があるからだそうです。
人(人差し指)は蟻(小指)に勝ちます。
人は蟻より大きく踏み潰せるからだそうです。
蟻(小指)は象(親指)に勝ちます。
蟻は象の耳から侵入することができるからだそうです。
日本のじゃんけんもパー(紙)がグー(石)より強いのは、包み込めるからと言う理由ですから、インドネシア式のじゃんけんの矛盾も理解できますね。
インドネシア式じゃんけんの掛け声
インドネシアのじゃんけんは、『suwit』(スイー)と言って、ポーズを出し合います。
このスイーは、どんな意味なのかインドネシア人に確認しましたが、意味のない言葉だと言っていました。
確かに、わたしも日本の『じゃんけんぽい』ってどういう意味か聞かれてもわからないですから、この『スイー』っていうのも、インドネシアでは暗黙の了解なんでしょうね。
インドネシアのじゃんけんの掛け声は『スイー』です。
インドネシア式じゃんけんはコミュニケーションにおすすめ
インドネシア式じゃんけんをぜひスタッフとやってみてください。
スタッフは『この日本人は、わたしたちインドネシア人と心の壁を作らない人だ。』と思ってくれました。
わたしたち日本人が、インドネシア人から尊敬され信頼される手段の一つとして、インドネシア式じゃんけんをおすすめします。
インドネシアで注意しなければいけないこと
インドネシアでじゃんけんをするときは、右手でやるようにしてください。
インドネシアというよりイスラム教の考え方ですが、左手は不浄の手と言われています。
些細なことかもしれませんが、こういう『不浄の左手』などの細かいことを知ってこそ、インドネシア人と、志をひとつにして、働けるのかと思います。
インドネシア式じゃんけんをコミュニケーションのひとつに使って、良い関係を築けると良いですね。
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